デスクワークによる「いぼ痔」への影響

新型コロナウイルス、オミクロン株による急な感染拡大で、在宅ワークによるデスクワークの時間が長くなっている方、多いようです。昨年10月の記事にも書きましたが、在宅ワーク・デスクワークが続くことで、いぼ痔の症状が悪化することがあります。その理由と、予防について、改めて簡単にご説明いたします。ぜひお役立てください。

在宅ワークによるデスクワークと「いぼ痔」への影響は?

まず、在宅ワークとなれば、デスクワークが中心になります。このデスクワークですが、1日中座ってお仕事をされる方は、痔の中でも、特にいぼ痔になりやすくなります。

座った状態で長時間過ごすと、肛門付近の血の循環が悪くなります。また、座っているという状態は、上半身の負荷がお尻にかかることになりますので、肛門の内側がうっ血して、炎症を起こしやすくなります。

さらに、在宅ワークとなりご自宅でお仕事することによって、通勤時に歩くといった行為もなくなります。その結果、座っている時間が増えたり、運動不足から便秘を引き起こしたりと、おしりにかなりの負担をかけていると考えられます。

在宅ワークが続く皆様へ、簡単にはじめられる「いぼ痔」の予防!

同じ姿勢で座り続けないようにしてみる

ずっと座ったままや、立ったままといった、同じ姿勢を続けると、肛門がうっ血してしまいがちです。休憩時間に軽い体操をする、30分くらいに一度は立ち上がるなど、適度に体を動かすようにしてほしいと思います。

お風呂は、湯船に入ることをおすすめします

体が冷えると、肛門周辺の血流も悪くなって、いぼ痔の原因になると言われています。湯船につかれる方は、お風呂に入るようにしましょう。お尻が清潔に保たれるだけでなく、おしりが温まることで肛門のうっ血が改善されるので、ぜひ習慣にしてほしいです。

バランスの良い食事を心がける

食事の内容は、どんな便が出るかを左右します。痔の改善では、正しい排便習慣がとても大切です。言い換えると、便秘や下痢を防ぐため腸内環境を良くする食事が痔の改善につながります。但しここで、好きな食べ物を我慢することは、難しいことだと思います。我慢ではなく、一度ご自身の食生活を思い浮かべて、バランス良い食事をとることを心がけてみてほしいと思います。