いぼ痔が疑われる場合は、肛門科・大腸肛門科を受診してください。おしりの腫れや出血、痛みは、いぼ痔以外の病気でも起こります。自己判断せず、診察で原因を確認することが大切です。
この記事では、いぼ痔の受診先や受診の目安、診察・治療についてご説明します。
いぼ痔は何科を受診すればよい?
肛門科・大腸肛門科では、いぼ痔をはじめとする肛門の病気の診察・治療を行っています。「いぼ痔かどうか分からない」という場合も、ご相談ください。
「肛門科を受診すると、すぐに手術になるのではないか」と不安に感じる方もいらっしゃいますが、受診したからといって、必ず手術が必要になるわけではありません。いぼ痔は初期の段階であれば、内服薬や外用薬、排便習慣の見直しなどによって、症状の改善が期待できます。
診察では、症状や生活状況をお伺いし、いぼ痔の状態を確認したうえで、一人ひとりに適した治療方法をご提案します。
肛門科が近くにない場合
近くに肛門科・大腸肛門科がない場合は、肛門の病気を診療している消化器外科や外科などにご相談ください。医療機関によって診療内容が異なるため、受診前にホームページやお電話で、いぼ痔の診察に対応しているか確認するとよいでしょう。
女性も肛門科を受診してよい?
女性の方も、いぼ痔などのお悩みは肛門科・大腸肛門科へご相談ください。妊娠・出産をきっかけに症状が現れる場合もあります。
「診察が恥ずかしい」「どのような診察をするのか不安」と感じ、受診をためらう方もいらっしゃいます。ご不安な点は、予約時や診察時に遠慮なくお伝えください。妊娠中・授乳中の方は、その旨も医師にお伝えください。
いぼ痔ができる原因
いぼ痔の主な原因は、肛門周囲にかかる強い圧力です。便秘による強いいきみ、長時間の座りっぱなし、下痢の繰り返し、妊娠・出産、冷え、運動不足などが重なることで、肛門の血流が滞り、血管が膨らみやすくなります。また、アルコールの多飲や食生活の乱れも、症状を悪化させる要因となります。
いぼ痔ができたときに注意したいこと
いぼ痔が疑われる場合、まず大切なのは無理をしないことです。排便時に強くいきんだり、長時間トイレに座り続けたりすると、症状が悪化する可能性があります。また、痛みや腫れがあるからといって自己判断で市販薬を使い続けると、症状の変化に気づきにくくなることもあります。
出血を伴う場合でも、「痔だから大丈夫」と決めつけて放置するのは注意が必要です。血便は痔以外の病気が原因となっている場合もあるため、正確な診断が重要です。
いぼ痔は自然に治るのか
軽度のいぼ痔であれば、生活習慣の改善や適切なケアによって症状が落ち着くこともあります。しかし、腫れや出血を繰り返す場合や、痛みが強い場合は、自然に治ることを期待して放置すると悪化することがあります。
おしりの症状が進行すると、治療に時間がかかるケースもあるため、早めの対応が大切です。
受診の目安
次のような症状がある場合は、症状が軽いうちでも、早めに肛門科を受診することをおすすめします。
- 肛門から何かが出てくる感じがある(脱出物がある)
- 排便時に出血がみられる
- 肛門に痛みや違和感がある
- 下着が汚れることがある
- 便秘や下痢を繰り返している
- 血便や腹部の違和感がある
専門的な診察を受けることで、いぼ痔かどうかを正確に判断し、症状に応じた適切な治療を行うことができます。
いぼ痔の治療について
いぼ痔の治療は、症状の程度によって異なります。初期の場合は、内服薬や外用薬、排便習慣の見直しなど、保存的な治療で改善が期待できます。一方、症状が進行している場合には、注射治療や手術が検討されることもあります。どの治療が適しているかは、患者さんの状態や生活状況を踏まえて判断します。
まとめ
いぼ痔は珍しい病気ではありませんが、放置すると症状が悪化し、治療に時間がかかることがあります。おしりの違和感や出血、痛みがある場合は、自己判断せず、一度専門の医師にご相談ください。
世田谷区の肛門科『鶴町クリニック』では、肛門科の診察をはじめ、症状や生活習慣に応じた治療やアドバイスを行っています。インターネット予約や当日予約、予約なしでの受診にも対応していますので、気になる症状がございましたら、お気軽にご来院ください。
