健康診断や大腸がん検診で、便潜血検査の結果が「要精密検査(陽性)」となり、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「症状がないから様子を見ても大丈夫だろう」「仕事が忙しいので落ち着いてから受診しよう」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、便潜血検査で要精密検査と判定された場合は、症状の有無にかかわらず、できるだけ早めに医療機関を受診し、大腸内視鏡検査を受けることが大切です。便潜血検査は、大腸からの出血の可能性を調べるための検査です。症状がなくても大腸ポリープや大腸がんなどの病気が隠れていることがあるため、自己判断で放置することはおすすめできません。
「要精密検査」と言われたら、いつまでに受診すればいい?
便潜血検査で陽性となった場合、「何日以内」「何週間以内」といった明確な期限はありません。しかし、できるだけ早めに消化器内科などを受診し、大腸内視鏡検査を受けることが推奨されています。
「症状がないから」「仕事が忙しいから」と数か月先まで受診を延ばしてしまう方もいらっしゃいますが、その間に病気が進行してしまう可能性もあります。特に、血便や腹痛、便秘や下痢が続くなどの症状がある場合は、早めの受診をご検討ください。
症状がなくても受診が必要な理由
大腸ポリープや大腸がんは、初期にはほとんど自覚症状がないことがあります。
そのため、お腹は痛くない・血便にも気付いていない・普段どおり生活できている、という方でも、便潜血検査で陽性となることがあります「症状がないから大丈夫」と考えず、原因を調べることが大切で
便潜血検査だけでは原因は分かりません
便潜血検査は、便に血液が混じっているかを調べるスクリーニング検査です。陽性となった原因までは分からないため、大腸内視鏡検査で詳しく確認する必要があります。
便潜血検査が陽性となる原因には、次のような病気があります。
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 大腸憩室
- 潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患
このように、良性の病気から治療が必要な病気までさまざまな可能性があるため、自己判断は禁物です。
大腸内視鏡検査で分かること
大腸内視鏡検査では、大腸の粘膜を直接観察し、出血の原因や病気の有無を詳しく調べることができます。
大腸内視鏡検査では、以下などを確認できます。
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 炎症
- 出血している部位
また、ポリープの大きさや状態によっては、その場で切除できる場合もあります。ポリープを切除することで、大腸がんの予防につながるケースもあります。
「忙しいから後で」はおすすめできません
便潜血検査で要精密検査となっても、「仕事が忙しい」「痔があるから大丈夫だと思う」「症状がないから様子を見よう」と受診を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。
しかし、便潜血検査は、大腸の異常を早期に見つけるための大切なサインです。万が一、病気が見つかった場合でも、早期に発見できれば治療の選択肢が広がり、身体への負担を抑えられる可能性があります。
よくあるご質問
Q
便潜血検査で陽性でした。何か月以内に受診した方がよいですか?
A.明確な期限はありませんが、できるだけ早めの受診をおすすめします。
仕事や予定などで受診が遅れることもありますが、放置せず、できるだけ早い時期に消化器内科などを受診し、大腸内視鏡検査についてご相談ください。
Q
痔がある場合でも、大腸内視鏡検査は必要ですか?
A.はい。痔が原因で便潜血検査が陽性になることもありますが、大腸ポリープや大腸がんなどが隠れている可能性も否定できません。出血の原因を正確に確認するためにも、大腸内視鏡検査をおすすめします。
Q
便潜血検査で陽性でも、大腸がんではないことはありますか?
A.はい。陽性だからといって、必ずしも大腸がんというわけではありません。痔や大腸ポリープ、炎症などが原因となることもあります。しかし、便潜血検査だけでは原因を特定できないため、大腸内視鏡検査で詳しく調べることが大切です。
便潜血検査で要精密検査と言われたら、お早めにご相談ください
便潜血検査で「要精密検査」と判定された場合は、自覚症状がなくても、できるだけ早めに医療機関を受診し、必要に応じて大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。世田谷区の鶴町クリニックでは、便潜血検査で陽性となった方のご相談や、大腸内視鏡検査を行っております。
患者さま一人ひとりの症状やご不安に寄り添い、丁寧な診療・検査を心がけております。便潜血検査の結果について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。相談予約はWEBからも受け付けております。
