「毎年の大腸がん検診は受けているけど、大腸内視鏡検査までは必要なの?」「検査って面倒だし、できれば受けたくない…」そんなふうに思っている方、特にお仕事や家事に忙しい働き盛りの世代の方には、少なくないのではないでしょうか。
お気持ちはとてもよく分かります。ただ、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、2020年の統計によると2人に1人。「自分はまだ大丈夫」と思っていても、がんは年齢や性別にかかわらず、誰にでも起こり得る可能性があるものです。
「面倒だから…」と後回しにせず、ご自身にとって無理のない方法で定期的に検査を受けていただきたいと考えています。近年は、検査の負担を軽くする方法も増えていますので、お気軽にご相談ください。
大腸がんと検査の必要性について
中でも大腸がんは、日本において発症数・死亡数ともに上位に位置するがんのひとつです。厚生労働省・国立がん研究センターによるデータ(2023年)では、部位別がん死亡数で男性は第2位、女性は第1位となっています。
ただし、がんで命を落とす人がいる一方で、早期に発見・治療されることで治るケースも確実に増えています。たとえば、大腸がんの 5年相対生存率(1993年~2011年診断例)によると、早期がんの段階で見つかれば約97.3%の方が5年後も元気に生活しているというデータがあります(参照元:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計))。
大腸内視鏡検査を「少しでもラクに」受ける工夫
大腸内視鏡検査では、前日の食事制限や下剤の服用など、準備の段階を負担に感じる方もいらっしゃいます。「忙しくて前日の準備が難しい」「下剤を自宅で飲むのが不安」そんなお声も少なくありません。そこで当院では、下剤の服用から検査までを1日で完了できる『当日法』にも対応しています。
「当日法」の主な流れ
- 午前中にご来院いただき、医師の診察を受けます
- そのまま院内で下剤を服用(スタッフがサポートします)
- 腸がきれいになったことを確認してから、午後に内視鏡検査を実施
- 夕方にはお帰りいただけます
「下剤を家で飲むのが不安」「できるだけ短時間で済ませたい」という方におすすめの大腸内視鏡検査方法です。
お気軽にご相談ください
大腸内視鏡検査は、がんの予防・早期発見のためにとても重要な検査です。ですが、「面倒だから…」と後回しにされてしまうことも、珍しくありません。そこで当院では、できる限り負担の少ない方法で検査を受けていただけるよう、日程や方法を個別にご案内しています。
ご予約やご相談はお電話でも承っておりますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。