世田谷区(経堂) 胃腸科 消化器科 肛門科 内視鏡検査

肛門科・胃腸科・消化器科 鶴町クリニック
TEL:03-3425-5220
東京都 世田谷区 経堂1-14-3
小田急線 経堂駅より徒歩2分
肛門科胃内視鏡大腸内視鏡ソケイヘルニア
   
コンテンツメニュー
医院紹介
診療案内
肛門科
  病変部位と解剖  
  肛門科疾患の実例と解説  
  肛門疾患の症状と鑑別診断  
  内痔核の治療法の選択  
  内痔核の治療、日帰り手術  
  超音波メス  
  ジオン注射治療  
胃腸科・消化器科
  胃内視鏡検査  
  経鼻胃内視鏡検査  
  大腸内視鏡検査  
  上部消化管疾患  
  下部消化管疾患(大腸疾患)  
  ソケイヘルニア  
  ソケイヘルニアとは?  
  ソケイヘルニアの治療方針  
  手術法  
  メッシュプラグ法の実際  
  HOME  

肛門科

 

病変部位と解剖

病変部位と解剖

肛門科疾患の実例と解説

■内痔核

内痔核
内痔核
下痢や便秘が長く続くと、直腸や肛門に、うっ血が生じます。
うっ血の結果、直腸の血管(静脈)が腫れてコブ状になったもの。
いわゆる”イボ痔”。

■内痔核かん頓

内痔核かん頓
内痔核かん頓
肛門の外に脱出した内痔核が、元に戻らなくなった状態。
放置すると、血液の循環が途絶え組織が腐ってしまう。
速やかに整復する必要あり。

■外痔核

外痔核
外痔核
排便時の強いいきみで血管が切れ、肛門の入り口付近に血の塊(血栓)が出来た状態。

■肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍
直腸と肛門の境は、くぼんだ構造になっていて、肛門腺と言われています。
このくぼみに、細菌が繁殖し膿が溜まった状態。

■痔瘻 “ジロウ”

痔瘻 “ジロウ”
痔瘻 “ジロウ”
肛門周囲膿瘍と同じメカニズムで、まず肛門腺(くぼんだ部分)に細菌感染(炎症)が起こります。
炎症が慢性化し、直腸と肛門皮膚がトンネル状につながってしまった状態。

■裂肛

裂肛
裂肛
硬い便が出た時や、内肛門括約筋(便が垂れ流しにならない様に肛門を絞める筋肉)の緊張が強すぎて、肛門に傷(裂肛)が出来た状態。

■肛門ポリープ

肛門ポリープ
肛門ポリープ
肛門に、慢性的に炎症が持続することで、肉が盛り上がり、ポリープ状になったもの。
炎症の原因としては、裂肛、内外痔核などが考えられる。

■尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマ
肛門周囲に、ウイルスが感染し、イボが多発した状態。
 

肛門疾患の症状と鑑別診断

■症状からみた肛門疾患の診断

肛門疾患の診断は、症状を正確に把握することで、診断が可能になる場合がほとんどです。
症状を正確に問診した後に、横になってもらい、直腸指診を行い、さらに肛門鏡で病変の方向性や大きさ、治療方針などを確認します。
以下に、代表的な症状と肛門疾患と、鑑別を要する疾患の関係を示します。
1、排便時の出血
真っ赤な血がポタポタ:内痔核
赤黒い出血:大腸がん、虚血性大腸炎、憩室からの出血
便の表面に血液が付着:大腸ポリープ、大腸癌
粘液と血液が混じる(粘血便):潰瘍性大腸炎、クローン病
真っ赤な血がトイレットペーパーに付着:裂肛、内外痔核
2、肛門部の痛み
排便時の痛み:裂肛、外痔核
常に痛い:血栓性外痔核(肛門部に硬結)
       肛門周囲膿瘍(肛門部に熱感)
       内外痔核に炎症を伴ったとき
激しい痛み:内痔核かん頓
3、肛門からの脱出する組織を認める
柔らかい:内痔核、皮垂
硬い:肛門ポリープ、血栓性外痔核
大きく出る:内痔核かん頓(痛みあり)、直腸脱(無痛)
4、下着が汚れる
粘液や便が付着:内痔核脱肛
膿の付着:痔瘻


■痔にならない為の10ヶ条

1
お風呂で十分に温まる
お風呂で
充分
温まる
6
おしりは清潔に
おしりは
清潔に
2
便秘にならない
便秘に
ならない
7
下痢に注意
下痢に
注意
3
排便時に強くいきまない
排便時に
強く
いきまない
8
おりしを冷やさない
おしりを
冷やさない
4
長時間座らない
長時間
座らない
9
アルコール刺激物は控えめ
アルコール
刺激物は
控えめ
5
長時間ドライブも注意
長時間
ドライブ
も注意
10
専門医に相談
専門医に
相談
 

内痔核の治療法の選択

内痔核の患者さんに、先に述べた治療法のどの方法が最も望ましいか?
これは内痔核が、肛門の外に脱出する(脱肛と言います)程度によります。
脱肛の程度は、Goligher分類と呼ばれ、以下の様に、4段階に分かれます。
そして、Goligher分類別に望ましい治療法が推奨されています。
I 度
脱肛しない
I 度 脱肛しない 保存的治療
(注入軟膏、座薬、内服薬)
     
II 度
排便時に
脱肛するが、
自然に戻る
II 度 排便時に脱肛するが、自然に戻る ジオンを用いた硬化療法
輪ゴム結紮治療
     

III 度
排便時に脱肛し、手で押し込まないと戻らない

III 度 排便時に脱肛し、手で押し込まないと戻らない ジオンを用いた硬化療法手術
(結紮切除法)
     
IV 度
排便時以外にも脱肛している
IV 度 排便時以外にも脱肛している 手術(結紮切除法)
 

内痔核の治療、日帰り手術

■内痔核の治療

“切らずに、排便習慣のコントロールで治す”事が重要なのは言うまでもありません。
しかし、医学的にみて、手術を含めた何らかの処置をする以外に治療法が無い場合もあります。
入院が必要な場合もありますが、大抵は日帰り手術が可能です。
以下、色々な治療法の特徴を述べます。
治療方法
1、保存的治療
腫れをひく、座薬や軟膏を肛門に注入する治療
2、硬化療法
痔核に薬剤を注入し、痔核自体を小さくし固めてしまう方法。
以前からある古典的な治療法ですが効果が長続きしないという欠点がありました。
しかし現在は、ジオンという極めて根治性の高い治療法が保険適応となり最も注目を浴びている治療法です。
今までだと手術以外に治療方法がなかった患者さんも手術をしないで治療が出来るようになりました。
詳しくはジオン注射治療を参照して下さい。
3、手術治療(日帰り手術)
痔核に流入する動脈を結紮し、痔核自体も切除する方法(結紮切除法)。
内痔核に対しては、最も根治性が高い方法です。
しかし、術後の痛みに対する心配から、手術が必要でもなかなか踏み切れずにいる患者さんも多いようです。これは当然の事と思います。
当院では、平成14年8月より、肛門疾患の日帰り手術に超音波メス(ハーモニックスカルペル)を導入しました。
止血が確実で、手術操作に伴う組織損傷も少なく、術後の痛みも少なく、治癒過程も非常に早いのが特徴です。
超音波メス(ハーモニックスカルペル)について詳しく
結紮切除法    
治療前 治療中 治療後
治療前 治療中 治療後
4、ゴム輪結紮治療
痔核(うっ血で腫れた血管のコブ)を輪ゴムで縛る事で腐らせ、脱落させてしまう方法。
治療前 治療中 治療後
治療前 治療中 治療後
 

ジオン注射治療

■ジオン注射治療の医療保険化

痔核に薬剤を注入し固めてしまう治療法(硬化療法)は、すでに確立された治療法ですが、効果が十分でない欠点がありました。
しかし、今回、ジオンという硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を有効成分とする強力な治療薬(硬化剤)が登場しました。
今までですと手術が必要と判断される場合でも、ジオンを痔核へ直接注射する硬化療法で、手術と同等の効果を得られる症例がある事が分かりました。
そして、このジオン注射治療が平成17年の5月から、医療保険で使えるようになりました。

■ジオン注射治療の方法

局所麻酔もしくは仙骨硬膜外麻酔を行った後、4段階注射法といって一つの痔核に対して4ヵ所(上極部粘膜下層、中央部粘膜下層、中央部粘膜固有層、下極部粘膜下層)に分割してジオンを局所注射します。

■ジオン注射治療の作用機序

ジオンの有効成分の硫酸アルミニウムカリウムにより、痔核に炎症、線維化が起こり痔核が退縮します。もう一つの成分のタンニン酸は、硫酸アルミニウムカリウムによる過度な炎症を抑制し、組織障害を防ぎます。

■ジオン注射治療の適応

従来でしたら手術が適応となった、脱肛を伴う内痔核の一部が、ジオン治療の適応になった事が大きな特徴です。しかし、すべての脱肛する内痔核を治せるというものではありませんし、手術治療がなくなる訳でもありません。手術になるか、ジオン治療になるかは、診察の結果、脱肛の程度と特徴で判断します。

■ジオン注射治療の術後の注意

入院しないで、日帰りで行いますが、ジオン治療施行後、二日程は自宅で安静にしている必要があります。また、痔核に注入された硫酸アルミニウムカリウムが、腎臓から尿中に排泄されるので、十分な水分摂取と、尿量の確保が重要です。この十分な水分摂取は、手術前から留意してください。手術前の水分摂取が不十分だと、処置中に血圧の低下を来すこともあります。

■ジオン注射治療の副作用

注射部位の痛み、腫れ、発熱、肛門部の重たい感覚などが見られます。

■ジオン注射治療のまとめ

繰り返しになりますが、すべての内痔核の患者さんをジオン注射で治せる訳ではありません。また、注射だからと言って、安易に考えず、手術の場合に匹敵する注意が必要です。いずれにしても、有効な治療の選択肢がひとつ増えたことになり、喜ばしい限りです。
 

超音波メス(ハーモニックスカルペル)

■超音波メス(ハーモニックスカルペル)ってどんな機器?

超音波の振動をメスの刃先に伝え、組織の凝固(止血)と切離を同時に行う器械です。
1秒間に55500回という目にも止まらない振動が組織に加わることにより、組織のたんぱく質がコアギュラムという物質になり、凝固(止血)します。
また、振動と言う機械的な力で組織も切離出来るのです。
超音波メス 超音波メス 超音波メス 超音波メス

■どんなメリットがあるの?

低温で組織を凝固、止血、切離する点が最大のメリットです。
その結果、手術に伴う組織へのダメージが少なく、術後出血の危険性も回避できます。
安全に日帰りの手術を行うのに必須のものです。
術後の創の治りが早いのも特徴です。
   
 
 
 
【鶴町クリニック−肛門科・胃腸科・消化器科】東京都 世田谷区 経堂1-14-3 小田急線 経堂駅(世田谷区)より徒歩2分
Copyright (c) 鶴町クリニック.All rights reserved.